「結婚式に出るので振袖を貸してほしい」と言ってきました。

【質問】
友人が、結婚式に出るので振袖を貸してほしいと言ってきました。
この振袖は成人式の時に購入した総絞りの高価なもので、全部で約100万円位した振袖です。
なので、正直にいって貸すのがイヤなんです。

以前にその友人と振袖の話しした時に「振袖買った?いくらした?」と色々聞かれて
大体の値段は話していますから、貸せないなんて断ったら、「高いからイヤ嫌なんだ」
と思われそうで断りづらいです。

絶対汚さないからと言いますが、この場合貸した方がいいでしょうか?

【回答】
その友人は振袖をいくらで購入したのか、だいたいわかっていて
「振袖貸して」と平気で言う人なのですね。

もし、「汚さないでね」と、あなたが釘をさして貸してあげても
「この着物100万もしたんだ〜〜」とか見栄をはったあげくに
汚したり傷つけたりする可能性が高いと思います。

貸すときには
「帯と襦袢と小物類全部セットで貸してあげるけど、絹は汗に弱いから、着物も帯も襦袢も帯揚げも全部
必ず着物専門のお店で綺麗に丸洗いしてその証紙をつけてから返してね。」
と言いましょう。それが当然だし礼儀です。

「たぶん、丸洗いだけで最低5〜6万のお金が飛んで行くはずだから準備しておいてね。
ほつれたり破れたり、シミがついたりしたら専門の悉皆(しっかい)屋に直しに出してね。
シミ抜き1ケ所が何千円の場合もあるから、返してもらった時に確認するからね。」

と、きっちり伝えましょう。帯に金糸や銀糸が使われていればもっと高くなります。

お金の事を言われて尻込みするようでしたら貸してはいけません。
決して嫌がらせではなく、これは着物の世界の常識だし、着物を他人に貸す時には知っておくべき事です。
そういう常識も、その友人に教えてあげてください。

それから、着物を貸す前に友人の目の前でわざと着物を広げて、
たたみ方を徹底的に覚えさせ、よごれや痛みがないことを一つ一つ確認してから手渡します。
もし、自分でたたみ方がわからない場合はお祖母さんやお母さんなど着物に詳しい人に広げてもらいましょう。

着物と襦袢ではたたみ方が違いますので、たたみ方を覚えられないような人に貸してはいけません。
たたみ方がわからないとたたみじわができてしまいます。

それがきちんと出来るなら、良い友人として見直して
着物を貸してあげても良いと思います。


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