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正絹と化繊の見分け方

アンティーク着物やオークションなどで着物を購入するときに悩むのが素材の判別方法です。お店に無造作に置かれている着物や格安のオークション品などは素材はわかりませんということが多いので自分で判別しなければなりません。

着物の生地には絹・ウール・木綿・麻・化学繊維などがあり、縦糸と横糸に別の素材を使った交織もあって見た目だけでは判別ははっきりいって無理です。

自分が気に入った柄や生地の肌触りなら良いのですが、正絹の生地でリメイク目的などでアンティーク着物を購入しようと考えるとお手入れの方法や素材について知っておいた方が良いですね。

着物になっていない未仕立ての反物なら端の方に素材の表示がありますが既に着物になってしまったものは商品タグがないので自分で判別するしかありません。

一般的に正絹と化繊の違いは触ってみると大体見分けがつくといいます。正絹は握ってみるとじんわり温かく感じて、良質な絹はしっとり肌になじむ感覚で、擦り合せるとキュッキュッという絹鳴りの音や独特の摩擦感があります。化学繊維の場合、乾いて冷たい感触だということです。

ただ、最近の化学繊維は絹に近い肌触りのものもあるので、触っただけではわからないこともあります。そのときは「燃やす」という奥の手があります。

着物の余りのはぎれや袖のたもとを裏返して、糸をちょっと引き抜いて、燃やしてみると見分けられます。交織の場合は縦糸と横糸で繊維が違うため、注意が必要です。

■「燃え方・臭い」の違い。
 【正絹】→ジリジリと縮れながら、髪の毛を燃やしたような臭い。
 【化繊】→溶けてから黒煙を出して燃える。プラスチックのような独特の芳香臭。

■「燃えカス」の違い。
 【正絹】→黒褐色の塊になるが、押すと容易につぶれる。
 【化繊】→硬い黒褐色のガラスのような塊になります。

というわけで、実際にシルク(絹)とコットン(綿)、ポリエステルを燃やしてみました。

コットン(綿)を燃やした時



コットンを燃やすと黒い灰になって、触れるとポロポロと崩れます。

シルク(絹)を燃やした時



シルクを燃やすとコットンと同じように灰になって、触ると崩れるのでこのまま土にかえるんだなっと感じます(^^;

ポリエステル(化繊)を燃やした時



ポリエステルや化繊を燃やすと、燃えるというより黒い液体になって溶けます。シルクのように灰にならないので、化学繊維などすぐにわかります。

アンティーク着物とは

アンティーク着物とは、大正末期から昭和初期くらいまでに普段着として着るために作られた着物のことです。大胆な柄や深みのある色合いなどが特徴で、アンティーク着物をきっかけに着物にハマル人が最近増えています。

アンティーク着物のイメージは、竹久夢二に代表される「大正ロマン」に代表されるような色合いでアンティーク着物には現代の洋服や着物と違った独特の雰囲気があります。

また、アンティーク着物は日本人が日常的に着物を着ていたいう性格から、縫製や染めが丁寧であったり、着易いように工夫されていることが多いため、アンティーク着物はとても着やすく、価格も古着専門の古着屋さんなどで数千円から手に入ります。このような理由から再び女性たちがアンティーク着物の魅力を再発見して強く引きつけるのでしょう。

銘仙

アンティーク着物を言えば、銘仙です。銘仙は、庶民のきものとして明治・大正から昭和初期にかけて大流行した平織りの絹織物で、一番気軽に着られ、大胆な柄と派手な色使いが特徴です。銘仙は、今もっとも人気のあるアンティーク着物です。

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