●正絹の洗い方・クリーニング

着物は化学繊維のものは自宅の洗濯機でカンタンに洗えるのですが、正絹の着物もクリーニングに出さずに自宅で洗えないのかといろいろ調べてみました。

正絹の種類にウォッシャブルシルクという正絹があるようです。これは自宅で洗えるということで長襦袢の素材に使用されることが多いようで、反物も通常のものよりも割高になるようですが、クリーニングに多く出すことを考えると元はとれるかもしれません。

ウォッシャブルシルクの洗い方をカンタンに説明すると、おしゃれ用洗剤(絹可)で洗濯機の手洗いモード(弱流)で、ネットに入れて軽く洗います。脱水も軽目にかけて、陰干ししてアイロン仕上げをします。

ウォッシャブルシルクではない、通常の正絹の洗い方をないものかとさらに調べてみましたが、やはりクリーニング店などの専門店に頼むのが一番で着物の正絹を自宅で洗うのは一般家庭では難しいようです。

昔の家庭で正絹の着物を洗濯していた頃は洗い張りというやり方で、一度すべての糸をほどいてから洗い、生地をのばして板に張って乾かし、もう一度縫い直していたようです。このやり方で洗うのは普通の家庭では無理ですよね。

他には着物ではなく、スカーフなどのシルクの洗い方もありましたので覚書として書いておきます。ここでの洗い方を試す場合は自己責任でお試しください。

●古着物の生地の洗い方

・着物を解き、縫い糸をきれいに取り除く
・ホームクリーニング用の洗剤で、やさしく手洗いする
・正絹は色落ちするので、5分以上洗剤に付けずに
 真水ですすぎ陰干しにする
(違う色の布は一緒に洗わない)
・生乾きのうちに取り込み、アイロンをかける
・絞りの生地は干す時に形を整え、アイロンがけはしない
 形を整える際にはあまり強く引っ張らないようにする

*ただし多色使いの高価な友禅や、
デリケートな刺繍が施されている生地の場合は
専門店にクリーニングに出す事をお勧めします。

●シルク衣服の洗い方

「洗濯はどうするの?」
洗濯??と怪訝そうな顔で返されました。
「あのう、、、シルクはドライクリーニングでしょう。」
普通に手で洗うんです。と呆れたような顔で見返されました。
「シルクは摩擦に弱いから、ゴシゴシと揉まないでちょっと押し洗いして、そのまま吊るして乾かします。」
と言い聞かすように説明してくれました。
シルクがそんなに簡単だったとは、これまでの思い込みは何やったん??

それ以来、町の人々の服装を気をつけて見ていると、ごくごく普通のスカートやワンピースもシルクです。プリントをしたシルクのワンピースも見かけます。

シルクは高級品・シルクは手入れが難しい・シルクはクリーニング屋に出さなくては、という認識は今やゼロです。蒸し暑い季節には涼しいシルク、いえいえ蒸し暑い季節だけでなく、寒い季節にはシルクは温かい素材なのでした。

そこでシルクのお手入れを少し研究しました。普段は手洗いでそのまま干していいのですが、綿素材より少し低い温度で、裏から軽くアイロンをするときれいな光沢が出てきます。それは、生地の質感が戻るためだそうです。

・手洗いでそのまま干す(陰干しがオススメ)
・洗濯時に「酢」と入れると色落ちが緩和されます
 「酢」の量は洗面器に大匙一杯分が目安です
・時々、アイロンを当てると光沢が戻る。
 アイロンは裏から、軽く円を描く要領で当てます。

洗い方
ドライクリーニングより汗をきれいに洗い取る手洗いをオススメします。

手洗い1(ぬるま湯洗い)
ぬるま湯で手洗いします。最も生地を痛めない洗い方でオススメします。

手洗い2 (粉石けん洗い)
ぬるま湯で粉石けんをよく泡立て手で押し洗いします。
※ベルベットは振り洗いしてください。

洗濯機
粉石けんをよく泡立て、ネットに入れて「手洗い」を指定します

ご注意
おしゃれ洗い洗剤や合成洗剤は光沢が落ちたりトラブルの原因になりがちですので使用しないでください。(天然素材シルクには石油原料の洗剤は馴染みません)
※洗剤が原因のトラブルは保証いたしません。

<ポイント>
手洗いの場合は大匙一杯ほど、洗濯機の場合はコップに1/3ほどの「酢」を入れてよ〜く攪拌して洗いますと、色落ちが緩和されます。
干し方
陰干しで全体に伸ばして干します。着物の袖を広げて干す感じです。
アイロン
裏からやや高目の温度(綿の時ぐらい)で軽くかけます。

●シルクスカーフの洗い方

リンスインシャンプーを30℃くらいのぬるま湯に溶かして、たたんだスカーフをやさしく振り洗いするだけ。
ポイントはお湯の温度。
30℃くらいが動物性繊維であるシルクに縮みを起こさず、汗や脂肪を落とす適温。
すすぎが終わったら、脱水をせずにハンガーにかけて生乾きにする。
ふちをかるくひっぱり形を整えながら、あて布をあてて低温でアイロンをかける。
これでいつも清潔なスカーフが使える。
デリケートな素材用の洗剤をつかって。

●シルクスカーフの洗い方2

大きめのインスタントコーヒーの空き瓶(似た大きさのものならなんでも)に、水と洗剤を適量入れ、カシャカシャ振り洗いします。
すすぎも、数回水を入れ替えながら、カシャカシャ振ります。

●たたみ方・お手入れの仕方

着物・和服のお手入れは洋服と違い面倒なところです。けれども、着物を脱いだ後に簡単な手入れをするだけで着物は長持ちします。ちょっとしたお手入れを習慣にしてしまいましょう。着物は上手に着て、キチンとお手入れすれば親から子へと何代にも渡って着れますし、着込むほどに着心地が良くなるスグレモノです。着物のお手入れ法の基本をご紹介します。

■ お手入れの基本

着物をお手入れを簡単にする基本は着物を汚さないことです。着物を着たときに汚さない工夫と注意が必要です。 着物を着て汚れた場所やホコリだらけのところには行かないようにしましょう。また、着物を着るときに手や足をキレイにすることはもちろん、身体もキレイにしてから着るようにしましょう。

着物を着たときに特に汚れやすいのは袖口と裾、そして衿です。袖口と裾は着物に汚れ防止などの加工が施されているものであれば多少は安心ですが、衿汚れは要注意です。

長髪の方は髪の油分による汚れが染み付かないように注意しましょう。 毎日和服を着ていると長襦袢の衿はもちろんのこと、長着の衿も薄黒く汚れてしまいます。 汗をかきやすい仕事をするときなどは手ぬぐいなどを衿元にあてるなど工夫をすると良いです。

また、一枚の着物を毎日着るよりは、2〜3枚の着物を着回す方が長持ちします。 これは着物だけでなく、長襦袢や足袋でも同じ事が言えます。

■ 着物を着たあとに

着物を脱いだあとにたたまずに放っておくのもいけませんが、すぐに畳んでもいけません。 着物を脱いだら軽くホコリをはらって、衣紋掛けにかけます。できれば和服専用の衣紋掛けに掛けるのが良いですが、よほどの高級品でなければ洋服用のハンガーでも良いと思います。 ただ、洋服ハンガーにかけますと着物の仕立てが崩れてしまうこともあるため注意してください。また、着物を傷めてしまうので針金ハンガーなど細いものにかけるのはやめましょう。 このように着物を吊るしておくのは、着物に染み込んだ汗や湿気を自然に乾かし、着物のシワを自然に伸ばすためです。角帯などの帯も、床につかない程度に折り畳み、同じようにハンガーなどにかけてしばらく吊るしておきます。

脱いだ着物を衣紋掛けなどにかけて吊るしておく時間は季節にもよりますが、1〜2時間くらいです。長くても半日くらいで十分だと思います。3日も4日もかけておくと着物が型くずれすることがあるので注意しましょう。

しばらくしてから、ブラシなどでホコリを丁寧にはらいます。「その日の汚れはその日のうちに」が基本です。 この時使用するブラシは着物の生地によって使い分けた方が生地を痛めません。薄い正絹の着物などは、固いブラシでこすって傷でもつけるといけませんから、柔らかいタオルなどで軽く叩いて拭き取る方が良いです。ブラシのかけ方は、基本的に布の折り目に沿ってかけますが、表面が複雑なもの(縮緬地などシボがあるものとか)は、斜めにブラシをかけると良いです。

上前・袖口・衿・裾などを中心に汚れがないかをチェックします。軽い汚れ・シミなどがあれば落としてください。目立つ汚れがある時は、汚れ落としやしみ抜きの処置が必要になってきます。油性の汚れや取れそうにもないシミがあれば専門店に持っていく方が無難です。また、酷く汗をかいた場合は(特に単衣・夏物)「汗抜き」もしくは「丸洗い」に出された方が良いと思います。汗ジミは当初目には見えませんが、時間が経つと黄ばみとなって浮き上がり、「取れないシミ・汚れ」となる事があります。

また、少々のシワは吊るしておけば自然と伸びるものですが、小じわが気になるときなどは必ず手拭いなどの当て布をしてから130〜150度程で軽くアイロンをかけます。アイロンをかける事でシワを伸ばすと同時に殺虫効果も生まれます。なお、金箔・金糸・銀糸の上にアイロンをかけると変色したり痛んだりする事がありますのでくれぐれも注意してください。

そして、また着物を着ることを楽しみにしながら着物をたたんでタンスへしまいます。 大切な着物が虫食いされないように防虫剤も入れておきましょう。

相徳は 桐たんすの専門商であり基本的に 桐に関するもの以外取り扱っておりません。桐たんすの事であれば まずはご相談下さい。桐たんすは今日“桐であれば 桐をつかってさえいれば桐たんす”という風潮もあります。相徳は桐の持ち味を生かした伝統的な製作法の良さを充分に認識した上でその製作法技術を後世につなげていこうとしています。 桐たんす

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